今夜だけでも有頂天に

ハイスペ女子と恋愛したいアラサー零細自営業者の活動記録です。

1月の活動

年が明けて最初の週末。

土曜日。22歳の看護師とのアポ。
出会いはまちぱ、場所は〇袋。
実質的には女子大生と同い年。
同じ地方の出身ということで話が盛り上がる。
1軒目を出て自宅連れ出し。
しかし、強グダで何もできず。
帰省時のお土産も渡したのに、
解散後に今日はありがとう的なラインもなし。
もちろんこちらから送ることもない。苦笑い。

 

日曜日。上智大卒の24歳OLとのアポ。
出会いはまちぱ。
久々の高学歴女子とのアポだったが、
芋くさい容姿もあって特に緊張せず。
話を聞いていると処女っぽかった。
新宿で飯食ってカフェ行って、
その後タクシーで〇袋の自宅連れ出し。
ノーグダでイン。
新年早々処女ゲットかと心躍るも、
こちらも強グダで何もできず。
キスすら鉄壁のガード。
このままだと通報されかねないと思い諦める。
その後、ラインのやり取りはしていたが、
向こうからフェードアウト。完。

 

連休中。既存女性とのドライブデート。
俺はペーパーなので、もちろん向こうが運転。
動物園行って、ご飯食べて、車内で好きな音楽聞いて…。
つかの間の幸せを味わった。
しかし、こうした幸せを享受するには
不断の努力が必要だろうなと思った…。
つまり、あまり器用でない俺には、
既存をキープして、新規を追い続けることは、
明らかなキャパオーバー。

 

下旬。27歳介護職とのアポ。
出会いはラグジュアリーパーティ―
ずっと介護の仕事してるの?と聞いたら、
ちょっと前まで松屋でバイトしていた、とのこと。
それを正直に話せることに驚いた。
彼女は高校を卒業してすぐに、
その時付き合っていた彼を追って
とある地方で3年間暮らしていた。
そして、毎日パチンコ漬け。
しかし、某アイドルにハマり、
関東の親元に戻り最近までバイトを転々とする生活。
俺は人様の人生にどうこうと言える立場ではないが、
この時は、こんな奴でも実家暮らしだと、
俺より貯金額が多いのだろうかと妙なことを考えた。
また、大学受験はおろか、大学院受験にまで失敗し、
学歴コンプレックス一級の俺から見れば、
そうしたものから自由で人生楽しそうだなと思った。

新宿で飯を食った後にタクシーで池〇に移動。
道路工事をしており通常の倍ほど時間がかかり、
料金が気が気でなかった。
ノーグダで自宅イン。
なんのことはなく新規ゴール。
特に感動も達成感もなかった。
自宅で一泊し、翌朝に解散。
その後互いに連絡を取ることもなく終了。

ただ、3人とアポると1人とはゴールできる、
ということを証明しただけだった。

Berryz工房須藤茉麻似25歳保育士とのアポ

前回エントリの伊東ちゃんと出会った立食パーティーで、
同じく連絡先を交換した25歳の保育士。
若干ぽっちゃりしており、
Berryz工房須藤茉麻に似ていた。

初回アポは立食パーティーから2週間後。
場所は近所の焼き鳥屋。
待ち合わせ時間の30分前にラインが届く。

「仕事長引いて30分くらい遅れます^_^;」

一瞬ドタキャンかなと思う。
随分となめられたものであるが、
相手はここから45分かかる所から来てくれるのだ。
寛大な気持ちで待とうではないか。

30分遅れて茉麻がやってきた。
リュックを背負ったカジュアルスタイルで好きだと思った。
お店に入り、互いにソフトドリンクで乾杯。
茉麻コミュ力が高いようで、
自分のこともよく話すし、
俺についても色々と質問してくる。
終始いい雰囲気だった。
時間はあっという間に過ぎていく。
このままお店を出て自宅に誘うか、
それとも、もう一軒挟むか。
これが毎回悩むのだ。
そもそも、アポ場所の某ターミナル駅から
徒歩数分のところに住んでいるため、
どうしてももう一軒挟むのが無駄に思えてくる。
それなら歩いて家に行けばいいじゃないか、と。
池〇にも2軒目に使えるようなお店がない事はないのだが。

実際、これまで何人も一軒目を出て直で自宅連れ出ししてきた。
しかし、家の中でグダられることも多く、
それならばもう一軒挟んで、
和みに時間を費やすべきだったと後悔するのだった。
ここの見極めが難しい。

茉麻の場合も、コンビニでアイスを買って食べよう、
といって難なく自宅連れ出しに成功した。

茉麻はソファに座ってアイスを食べる。
俺はデスクのチェアに座ってアイスを食べる。
食べ終えて、まったりしたところで、
俺もそっち行こ、といってソファに移る。
すると茉麻「ねえーなんでこっちくるのー」
と笑いながら腕で押し返す。
「なにいいじゃん、いやなのー」
と俺も軽いノリで返す。
そんなやり取りが続き、
なかなかしっとりとした雰囲気にならない。

これは今日のゴールは厳しいなと思った。
しかし、明らかに拒絶されているわけではない。
和み不足は当然のことなのだから、
しつこく迫らず、楽しく話すことに切り替える。
そして時機を見計らって再びトライするのだ。
なんとかキスまではしたかった。

……

結局は、キスもできなかった。
ただ、次のアポの約束は取り付けた。
改札まで手をつないで見送りもした。
それでも実際に次があるかどうかは五分五分だ。

 

その後、どういうわけか毎日ラインのやり取りが続いた。
2回目のアポも予定通り実行された。
食いつきは充分残っていた。
ただし、2回目のアポは21時開始で、
翌日も朝から園の行事があるというので、
ゴールは当初から狙わなかった。
我が家に泊まって、朝早く千葉の片田舎に帰り、
それから身支度するというのは無理があると思った。
茉麻とのご飯は普通に楽しかった。
そして、普通に健全に解散した。

その後も毎日ラインのやり取りは続いた。
24日のイブに会うことも決まった。
しかし、茉麻から提案されたデートプランは、
ドライブして水族館に行こうというものだった。
(茉麻は田舎実家に住んでおり車を持っている)。
これではただのデートではないか。
ゴールを考えるのであれば、
この場合、ラブホテルに行くか、
帰りは俺の家まで来て高い駐車料金を払って泊っていくか、
はたまた、デート後に車は茉麻の家に置いて、
2人で電車に乗って俺の家に来るか。
最後の案は格好悪すぎる。
上記の二つもあまり現実的ではないような気がした。

俺は正直に提案することにした。
「ドライブはちゃんと付き合ってからの方がいいんじゃない?」
「えっどういうこと?付き合おうってこと?笑笑」
「いやさ、まだ2回しか会ってないし、
車内で喧嘩でもしたら悲惨じゃない⁉笑」
「じゃあ、ドライブデートはまた今度でいいよ」
「ドライブよりも自宅でクリスマスパーティーしようよ」
「うんいいよ」
「24日だとさ次の日仕事で遅くまで遊べないから23日にしない?」
「いいけど、23は友達とクリパするから着くの22時頃になるよ」
「それでもいいの??」
「大丈夫だよ」
「でもこの流れはお泊りってことだよね~笑笑」
「絶対変なことしないでね!!笑笑」

実際にはもう少しやり取りがあったが、
図らずも、そして、伊東ちゃんの時と同様に、
またしても事前にゴールが確定した。
そして23日22時に合流。
無事に新規ゴール。
2018年8ゴール目だった。

前回の伊東ちゃんに続き今回の茉麻も、
事前にお泊りを確約したうえでの新規ゴールとなった。
お泊りを確約させた要因というのは、
正直なところいまいちよく分からない。
もちろん毎日ラインのやり取りしていたから
相手からのラインを待っている時間が、
恋愛の機運を高めたのだろうけど。
ラインのやり取りは減点法であり、
加点されることはない、との原則から
これまではラインは最小限にしていたが、
必ずしもそうではないのかもしれない。
ネトナン師で直家即とか書いてる人いるが、
彼らはメッセージのやり取りが格段に上手いのだろうか。

そもそも、自宅連れ出しキス負けした後なのに、
なぜあれほど食いつきが残っていたのか。
事実、伊東ちゃんとの初回アポの前日には、
水卜アナ似29歳OLとアポったが、
キス負けしその後ブロックされている。

と、こんなことを考えていたら茉麻から連絡がきた。
年内最後に約束してた、
ドライブデートをキャンセルしたいそうだ。
女心は複雑怪奇だと思う。

 

27歳TBS伊東楓アナ似の派遣社員とのアポ

出会いは11月某日の立食パーティー形式の街コン。
この日は調子がよく3人とアポることができた。
普段は、たとえば8人と連絡先を交換できると、
ラインのやり取りできるのがその半分の4人、
アポまでいけるのが1人、よくて2人というところだろう。
しかし、どうにも調子がいい日というのがあり、
これまでも一つの街コンから4人とアポったこともあった。
逆に連絡先を交換しても一つもアポれない、
成果ゼロの回もいまだにある。
結局は新規ゴールできるまで打席に立ち続けるしかないのだ。

さて、彼女は大学病院で医療事務の仕事をしている27歳。
TBSの伊東楓アナウンサー似(各自画像検索してほしい)で
キリッとした顔立ちの女の子だった。

初回アポは街コンから2週間後。
場所は家の近所の居酒屋。
18時に待ち合わせをしていたが、その18時ちょうどに
「駅のトイレに並んでいるのでちょっと遅れます」と連絡が来た。
仮にそれが本当であれば、
これからご飯を食べるお店のトイレに行けばいいのであって、
なんか気が利かない女の子だなと思った。
そんなことがあって10分遅れて合流。
2週間空いたから若干顔を忘れていたが、
化粧のおかげか、なかなか可愛かった。

お店に入りドリンクを注文したところで、
ラインのやり取りで誕生日が近いというから、
某ブランドのコットン(1000円)をプレゼントした。
伊東ちゃんはかなり喜んでいた。
俺がアポる相手はこの程度のプレゼントで喜んでくれる。
はたして丸の内で働くようなバリキャリOLには
何をプレゼントすればいいのであろうか。
いや、街コンを主戦場としている俺には無縁の話である。

伊東ちゃんは自分からよく話してくれるタイプであり、
会話は大いに盛り上がった。
彼女はFラン大学を卒業した後に
某飲食店チェーンに新卒入社し、
そこで疲弊し今は派遣社員として
医療事務の仕事をしていることのことだった。
まともな社会人経験もない俺にとっては
彼女の経歴はとてもなぞれるものではないが、
なんだか逞しいなと思った。

一軒目を出たところで自宅に誘う。
誕生日ケーキを買って家で食べよう、という
ちょうどいい口実があった。
ケーキを購入し、ノーグダで自宅連れ出し。

狭い部屋で肩を寄せ合ってケーキを食べる。
お腹いっぱいになったね、といって二人でソファに移る。

伊東ちゃん口数が多くなる。
ここから長いグダ。
結局は、ブクロさんのことをまだよく分からないし、
付き合っていないのにそういうことはできない、
ということに集約される。
俺もこれまでの経験をもとに
グダ崩しフレーズを並べ立てる。

キスはできた。
しかしその先はグダ。
この日はキスまででゲームセットとなった。

一応としてその場で次回のアポ日を決める。
しかし、こうなってしまうと、
あとは次回以降付き合うカードを使ってゲットするか、
アポをキャンセルされて二度と会うことはないか、
このふたつに一つになる。
俺は経験上後者のパターンが多い。
やはり女の子が冷静になり、やっぱりないな、と思うのだろう。

伊東ちゃんとは2週間後に再び会う約束をしたが、
どうしたわけか食いつきがあったようで
その後も毎日ラインのやり取りをしていた。
電話で話したいというから2回も話した。

そして再びのアポの数日前、
伊東ちゃんからこんなラインが届く。

「〇〇日の夜、飲み会の後会えますか??」

「大丈夫だけど電車なくなっちゃうんじゃない?」

「そうですね。そこまで考えてなかった」

「泊っていってもいいよ」

「じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」

図らずもお泊り確定、そして新規ゴールが決定的となった。
この展開はこの2年間で初めてだった。
何がそこまで食いつきを上げたのかは分からない。
電話で話したのが良かったのか。

お泊りを約束した日の23時頃、
ほろ酔いの伊東ちゃんを最寄り駅まで迎えに行った。
彼女はいつもにまして饒舌だった。
先日、京都に旅行に行ったという彼女は
お土産に抹茶味のキットカットを買って来てくれた。
ドンキでも売っているこの商品を選ぶあたりが
Fランたる所以だなと思った。

そして、難なく新規ゴール。
2018年7ゴール目。

翌朝も起床後に一発した後に
一緒にご飯を食べてカラオケに行った。
伊東ちゃんも女性アイドルが好きなようで
振り付きで歌い踊る姿を見て一時の幸せを感じた。

その翌週、普通にご飯を食べてるときに、
「私たち付き合ってるの?」と伊東ちゃん。
「もちろんそのつもりだよ」

付き合うカードを使ったところで
どうせいつか離れていくのだ。
あとはなるようになれと思った。
もっとも、またカラオケでアイドルの歌をうたってほしいから、
しばらく付き合うのも悪くないなと、一人ほくそ笑んでいた。

君たちは一回りも下の20歳の処女とやったことはあるか

11月のとある平日、20歳のフリーターの子との新規アポ。
俺は若干緊張していた。
なにしろ年齢が一回りも違うのだ。
これまで一番若かったのは21歳の子だった。
それがついに20歳の子である。
本ブログの読者のなかに一回り下の子と
アポれる男がどれだけいるだろうか。

 


待ち合わせ場所。
改札のそばに立っているその20歳のフリーターは太っていた。
水卜アナ的なぽっちゃりではない。
全盛期の柳原可奈子的な太り方だ。
身長も155センチくらいでコロッとしていた。

そうなのである、
いくら20歳の子とアポれたといっても所詮はこのレベルなのだ。
しかしである、顔はなかなかに可愛く、
それも含めてまさに柳原可奈子と瓜二つといった感じだった。

柳原ちゃんは俺に気づかずに携帯をいじっていた。
その姿をみて、こりゃぽっちゃりというより完全にデブだな、と
心のなかで毒づきつつも満面の笑みで彼女に声をかけた。

予約してあるお店まで歩いて移動しているとき、
これまでの俺であればアポ相手のレベルの低さに
自嘲的な笑みを浮かべているところだが、
やはりこの日は違った。
なんといっても相手は20歳なのだ。
死ぬほど憧れている女子大生ではないことは残念だが
それでも華の20歳なのである。
もう一度言うが、自分と同い年のサラリーマンで
20歳の子とご飯に行ける男がどれだけいるだろうか。
俺はなんとも誇らしい気持ちだった。
たとえそれが柳原可奈子であってもだ。

 
いつものお店に入る。ビールとコーラで乾杯。

柳原ちゃんは地元の千葉で雑貨屋の店員をしていた。
まずは千葉から1時間かけて来てくれたことが嬉しかった。
立食パーティーではほとんど連絡先も交換してないし、
誰ともご飯に行っていないという。
それはそうだろう。
俺も立食パーティー常連の顔見知りに、
よくあんな子いきますね、と言われたくらいだ。
しかし、俺は普通にかわいいと思ったし、
そんなことはどうでもよかった。

話していて思うのは、やはり、20歳という年齢である。
どうしても自分の20歳の頃に重ねてしまうし、
否が応でも当時の記憶が蘇ってくる。
柳原ちゃんはどんな思いでいま俺と飯を食っているのか。
自分が20歳の頃は一回りも上の異性と
サシで飯を食う機会など当然なかった。
それよりも周りが大学とかに通っているなかで
彼女はこのままフリーターを続けていいのか。
俺も20歳の頃は大学を中退しフリーター生活をしていた。
当然成人式など行ってない。
この頃の楽しい思い出などまるでない。
当時は最善の選択をしたつもりだったが、
今となって振り返ると明らかな間違いだった。
失ったものの大きさを知るのは時間がかかった。
それを知った俺はいまひどく後悔している。
何が言いたいかというと、結局は、
それだけ若さというものは尊いもので、
それは絶対に取り戻すことのできない時間だということだ。
俺は目の前の柳原ちゃんが羨ましくて仕方がなかった。

柳原ちゃんは今まで彼氏ができたことはないという。
これは処女かなと思った。
処女であってほしかった。
気持ちが昂ぶったがここでは深く突っ込まず、
「けっこう理想高いタイプでしょー」と軽く流した。


1軒目を出て2軒目はカフェへ。
この日のために20歳の子とどんなトークをしようかと
頭のなかでシュミレーションしていた。
若者に絶大な人気がある「あいみょん」の話題を仕込んでいた。
そのために、あいみょんを聞きこんだ。
結果、あいみょんの話題を振ると彼女も知っており、
PVの話などで盛り上がることができた。
その盛り上がりに乗じて、
じゃあ今度はどこそこにデートに行こう、だとか、
何を食べよう、という未来志向のトークで場を和ませた。

次回のデートの誘いにも即答で「いいですよ」と答えてくれた。
ある程度の食いつきがあるのは分かった。
このまま解散しても次回のデートもあるだろう。
ただ、今日のうちにゴールできるかどうかは分からない。
どうしても二十歳との子とエッチしたかった。
それも処女かもしれないのだ。
こんなチャンスはなかなかない。
20歳のバージンを奪える可能性があるのだ。
何としても手に入れたかった。
20歳の子が処女を捧げるくらいの価値のある男になりたかった。

自宅に誘って来てくれる確率は五分五分かなと思った。
明日は早番だと話していたからだ。
それは、このあと勇気を出して自宅に誘うことで判明する。

「まだ時間あるから〇袋にいこうよ」

「あっ、はい、いいですよ」

「22時半頃まで帰れば大丈夫だよね?」

「そうですね、終電までに帰れば大丈夫です」

柳原ちゃんの方から終電まで大丈夫と言ってくれた。
予想以上の食いつきがあったようだ。
この2年間で何十人も自宅に誘い入れ口説いてきたのだ。
自宅に連れ出しさえできれば、
20歳のフリーターくらいなんとかなるだろう、と思った。

タクシーの車内、俺はテンションが上がり、
あいみょんの「マリーゴールド」を歌った。

コンビニでアイスを買って自宅に入る。
自宅グダは一切なかった。

部屋に入りソファに座った柳原ちゃんは若干緊張していた。
男の部屋に入るのは初めてだという。

アイスを食べ終えると俺もソファの横に座る。
そしていつものように手を貸してといって手を握る。

「こう握られると緊張する?」

「…そうですね」

「俺が柳原ちゃんのこといいなと思ってたの知ってる?」

「……」

キス

ノーグダ

「チューするのはじめて?」

「……(コクッ)」

キス

キス

 

「やっぱりダメですよ…まだ何も知らないし…」

柳原ちゃんはうつむいて首を左右に振る。

俺は丁寧に自分の思いを伝える。
最初に会った時からいいなと思ったこと。
今日会ってみて本当に楽しかったこと。
柳原ちゃんのことをもっと知りたいと思ったこと。

「本当にいいなと思ったから気持ちが先走ってキスしちゃった。
でも柳原ちゃんが嫌ならもうしない」

「俺のことを信じてほしい」

 

キス。

キス。

 

胸に手を伸ばすもノーガード。

「シャワー浴びる?」

「……(コクっ)」

 

勝負が決まった瞬間だった。


俺はオリーブ色のスキニーパンツを穿いていたが、
我慢汁でズボンにも染みができていた。

  

バスタオルを巻いて風呂場から出てきた柳原ちゃんは、
照れたような表情をしていて可愛かった。

緊張する、そして少し怖い、という彼女に
優しく声を掛けながら最後まですることができた。

行為の後もベットに横になりながら何度もキスした。


俺は満ち足りていた。

俺は選ばれたのだ。

バージンを捧げる相手として俺が選ばれたのだ。

30歳を過ぎて2年連続でバージンを奪ったのだ。

これを見てる人は思うだろう。
どうせレベルの低い子なのだから、
誰もこれまでアプローチしていなかっただけだろう、と。
それは実際そうなのだろう。
去年の萌乃ちゃんはさておいても、
柳原ちゃんに限ってはそうなのだろう。

しかし、それでもである、
世の中のアラサーリーマンのなかで
2年続けて処女とできる男がどれだけいるものか。
そもそも普通に飯を食ったあとに、
堂々と自宅に誘って、
口説き文句を言える男のほうが少数なのだ。

いつもの俺であれば彼女を見送った帰り道で、
先ほどまでの誇り高き気持ちとは裏腹に、
現状自分が社会のなかで置かれている立場を考えて
救い難い寒々しい心地になっているところだろう。

しかし、この日はやはり誇り高い気持ちだった。
俺は選ばれたのだ、と……。

 

 

 

※先日ラインのデータがすべて消えてしまいました。
当ブログ経由でこれまでお会いした方のなかで、
またお会いしてくださる方がおりましたら、
お手数ですがもう一度gmail宛に連絡ください。

25歳AKB48福岡聖菜似ホテリエとのアポ

 

9月下旬

金曜日の夜、新規アポ。
相手はAKB48福岡聖菜似で外資系ホテル勤務。(たしか)25歳。
二週間前のハピスマで出会った。
互いに好きなアイドルの話題で盛り上がり、帰宅後すぐにアポ組みした。

 

待ち合わせ場所に現れた福岡ちゃんは芋っぽくダサかった。
茶色のロングスカートに茶色のニット。
全身暖色のコーディネート。
しかし、笑った時に両頬にできるえくぼがなんともチャーミングであり、
それは服装のダサさを補って余りあるだった。

歩いて数分でいつものお店に到着。今年もう何回来ているんだか。
ドリンクと料理を注文し一段落ついたところで福岡ちゃんが
「男の人とこうしてご飯来るの久しぶりだから緊張しちゃいます」
非モテな雰囲気が漂う福岡ちゃんならさもありなんと思った。
一方で、この明確な脈あり発言を聞いた俺は、
今日は絶対に逃せないとの思いを新たにし、
冒頭から一人緊張感を増幅させていた。

お店にいたのは2時間ほどだろうか。
仕事の話、恋愛の話、アイドルの話…。
福岡ちゃんはやはり恋愛経験が少なく、
大学生の時に付き合ったのが最後で、
社会人になってからは全くご無沙汰だと言っていた。
しかし、それより気になったのは彼女の出身大学だ。
彼女は日東駒専の出身であったが、
俺がアポる相手はとにかく日東駒専出身の子が多い。
ざっと数えてみても去年からだと12人ほどだ。
もちろん首都圏にあり、学生数が多い大学ではあるから
一定の確率で遭遇しても不思議ではない。
しかし、明治や早稲田出身の子にはなかなか遭遇しないのだ。
やはり彼女たちはそれなりの企業に就職し、
恋愛は身内のコミュニティで済ましているためか
出会いの場には現れないのだろう。
立食パーティーで出会える女性には上限がある。
ハイスペ女性と近づきたいと思ったら
自分がそのステージに昇るしかない。
それを思うと惨憺たる思いになった。


一軒目を出たところですでに時刻が21時を廻っていた。
もう一軒挟むか、すぐに自宅に誘うか。
それほど二人の関係は温まっているとは見えなかったが、
時間的にもう一軒挟むと終電グダにつながると思い
「まだ21時だから池袋で飲みなおそうよ」と誘う。
いいですよ、とノーグダだった。
すぐにタクシーに乗り、家近くのコンビニで降りる。
「コンビニでアイス買っていこう」
「あっ、はい」
どこで食べるのかと聞いてくることはなかった。
自宅に入る。驚くほどスムースに事が運ぶ。
ここまで手つなぎや具体的なギラつきは一切ない。
一体に家に来る子とそうでない子との差とは…。
会話が盛り上がり手繋ぎまでしてたのに家の前でグダる子もいるし、
そうではなく今回みたいにスッと来てくれる子もいる。
判定法も何もあったものではない。
もはや本人の価値観の問題か…。

 

部屋に入ると本棚を見てああだこうだと話す。
時機をみて、
「そっち行っていい?」
ソファの横に座る。
「手貸して」
手を握る。
福岡ちゃんの顔が緊張で赤くなっていた。
ただでさえ濃いめのチークがその赤さを引き立たせていた。
福岡ちゃんは非モテ女性らしく化粧が苦手なようだ。


ノーグダでゴール。
これで、ようやく今年5ゴール目。
経験不足のためかキスもフェラも下手くそだった。
しかし、それでも一生懸命してくれるのが分かり、
その愛おしさには、胸にこみ上げてくるものがあった。
今度こそ、彼女とは、長期的な関係を築きたいと思った。

 

そして、ゴールから5日後のことである。
訳があってラインのデータがすべて消えてしまった。
過去6.7年のデータがすべて消えたしまった。
当然、先日ゴールしたばかりの福岡ちゃんのも。

新規登録するしかなくなった。
ゴールの翌日以降は福岡ちゃんから連絡は来てなかったが、
仮にその後彼女が連絡をくれたとしても"未読"のままになる。
なんとも悪いことをしてしまった。
もっとも、これまでゴールした子のうちで、
解散した直後以外で向こうから会いたいと連絡をくれた子は
ごくごく少数しかいないのだ。
それでも期待してしまう。
彼女は俺に食いつきがあったに違いないと……。

 

 

 

 


というわけで、当ブログ経由でこれまでお会いした方で
またお会いしてくださる方がおりましたら
お手数ですがもう一度gmail宛に連絡ください。

今年35歳になる山本未来似看護師とのアポ

7月某日。

34歳看護師との新規アポ。

この日は台風が首都圏を直撃しており、
隅田川の花火大会も翌日に順延となっていた。

俺は、無理しなくていいですよ、リスケしましょうか、と言ったが、
先延ばしするといつになるか分からないので私は大丈夫ですよ、
と女の方がやけに乗り気だったから、結局会うことになった。

19時半。待ち合わせ場所。雨はもうあがっていた。

改札を出たところで彼女を見つける。その姿に唖然とした。
ボーダーのピタッとしたTシャツにショートパンツ、
そして大雨に備えてか長靴を履いていたのだが、
それが黒のロングブーツのように見えて、
まるで一昔前のアムラーそのものだったのだ。

俺はやれやれと頭を抱えた。
今宵も俺がアポれるレベルとはこのレベルの女なのだ。
唯一の救いはピタッとしたTシャツ(昔はよくピタTといった)に、
お椀型の推定Dカップの胸がくっきりと浮かびあがっていたことだ。

山本との出会いはいつものハピスマ。
通常のハピスマは参加条件が女性20歳~29歳であるが、
この回は女性25歳~34歳と年齢層が高めだった。
俺はアラサー相手の方が与しやすいのか
彼女を入れて3人の女性とアポ組みできた。 

行きつけのお店に入る。台風の影響か店内はガラガラ。
彼女はビール、俺はソフトドリンクで乾杯。

立食パーティーの感想、仕事のこと、過去の恋愛の話。
いつものような典型トークで時間は過ぎていく。
しかし年齢がそうさせるのか全体的に哀愁漂うものなった。
もっとも、山本は30歳になったときに思うところがあり、
仕事を辞め1年間海外にワーホリに行ったのだという。
これには、いい歳こいて生き方を模索している感じが
自分と通じるところがあり、なんとも共感できた。

彼女は今年35歳。
なんだか35歳の人とこうして飯を食っているのが不思議な感じがした。
まるで兄嫁とデートしているようなものじゃないか。
しかし、思えば俺も32歳なんだった。
4月まで23歳の子と付き合っていたから自分は若いつもりでいた。
しかし、どう足掻いたところで若い子との恋愛に現を抜かすには、
あまりにみっともない年齢に差し掛かっているのである。

お互いの休日の過ごし方の話になった。
山本は登山にマラソン、ダンス、それに舞台鑑賞と
独身女性の生活を謳歌していた。
特に羨ましいとは思わなかった。

ダンスを始めたのは子どものころにSPEEDに憧れたからだという。
彼女は今井絵理子と同い年であった。
俺はハロプロにハマる前はSPEEDに夢中になっていた。
小6で初めて行ったライブはSPEEDだった。
そして今井絵理子が好きだった。
当時は2つ3つ上の女性はずいぶんと大人な女性だと思っていたが、
いまはこうして普通にご飯を食べたりしているのだ。
そう思うと35歳の女性とのご飯も悪くないと思えた。
俺は頭のなかで「今井絵理子とご飯、今井絵理子と…」と繰り返していた。

 

1軒目を出る。
〇袋で飲みなおそう、といって電車で移動。
最近は自宅搬送までもう1軒挟むようにしているが
この日はそれをしなかった。
特に判定法があるわけではないが、
雨上がりでムシムシしていたから早く事を進めたかった。

池〇に着く。
「コンビニでお酒買っていこう」
「えっ、どこかお店に入るんじゃないの?
「家には行かないよ」
35歳にもなってまどろっこい女である。
「別に警戒とかしてるのならいいよ」強気に出ると
「別にそういう訳じゃないけど…」

コンビニで買い物を済ませマンションに入る。
女は若干緊張した面持ちだった。
ソファに座らせて、彼女はお酒を、俺はアイスを食べる。
本棚をながめ、ああだこうだと話す。

この時間のピリッとした空気が俺は好きだ。
そして、頃合いを見てソファに移動し横に座る。

「この距離感だと緊張する?」

「やっぱりしますよー」

腕を肩に回す。

「えっ、早くない?」
「まだ付き合ってないんだよ」

 

しかし形式的なグダだった。
舌を絡めたキスをすると、
一転して山本のほうが積極的になった。

ひと月半振りの今年4ゴール目。

やはり綺麗な胸をしていた。
趣味でマラソンとダンスをやっているだけあって、
体も引き締まっていた。

ク〇ニリングスをしているとき、
今井絵理子のま〇こ、今井絵理子のまん…」
俺は頭のなかでつぶやいていた。


いつもの虚しさがこの日はなかった。
ようやくの今年4ゴール目に安堵が大きかった。
山本と出会ったハピスマで3人とアポったと書いたが、
実はあとの2人とはアポ負けしていたのだ。
今年、いまのところ11人とアポって4ゴール。
3人とアポれば1人とはゴールできる。
そう思うと少しは気が楽になる。

まちぱ.comについて、そして24歳NGT48荻野由佳似ちょいぽちゃ銀行員、とのアポ

先日の新規アポ。

出会いは、まちぱ.comという街コン会社の立食パーティー。
ここもハピスマ同様に完全フリーの立食形式なのだが、
特徴としては、あまり大きな声では言いたくないが、
(もっとも、1日の訪問者数もせいぜい100~150という
当ブログには影響力はまったくないはずだ)
女の子にはタダ券がばら撒かれている、という点にあるだろう。

一度来ると、友達4人まで同伴できるタダ券がもらえて、
それも半永久的に使えるようだ。
そのため、女の子の集客は悪くないが、
質の面でいうと、かなりお粗末なものだ。
つまり、ネットワークビジネスをはじめとする
何らかの勧誘勢が他よりも明らかに多かったり、
レベルの低い子が上から目線で男を見定めに
冷やかし感覚で来ている場合が多い。

だから、正直なところ、まちぱから新規アポにつなげることは
ハピスマに比べると難易度が若干上がるかもしれない。
俺もその場で盛り上がったなと思っても、
家に帰ってラインやり取りしていると、
勧誘案件だと気づいてガックリすることがけっこうある。
もちろん勧誘案件か否かは、今ではほぼ見抜くことができるため
ノコノコとアポに出向くことはないが…。

プラスの面を挙げるのならば、料理だろうか。
乞食飯が定番の立食パーティーのなかにあって
まちぱでは「銀のさら」から宅配寿司を出前しており
これは幾分良心的かと思う次第である。
本当に他のところはひどいのだ。
それと、ドリンクの種類が多く、
その都度バーテンもどきのスタッフが
カクテル等を作ってくれるので、
これもなかなか悪くはないと思う。

では、散々言っておきながら、
なぜまちぱに行っているのかというと、
原宿の会場へのアクセスが良いから、それだけである(笑)。

そして、今回のアポ。
24歳、NGT48荻野由佳似C⁺の銀行員。
身長は170センチ近くあり、加えてちょいぽちゃという
なかなかに迫力のある体型だったが、
それに見合う豊満な胸も持っていた。
当日は15分ほどしか話していないが
お互いの趣味に共通するものがあり、
その場でアポ場所を決めて、
(俺は女の子を誘いやすい自分の領域というか
勝負しやすいアポ場所をもっているのだ。
単に今度ご飯行きましょう、だけではアポ組みは難しい)
あとは後日、日程調整しましょうということになった。


アポ当日。
待ち合わせ場所に時間通りに現れた荻野ちゃんは、
なんというかあまり可愛くなかった(笑)。
これは立食形式の街コンではあるあるなのだが、
若干照明を落としている会場で見る顔と
明るいところで見る顔は違うのだ。
まあクラブと同じである。

荻野ちゃんはNGT48の荻野由佳を少し不細工にした感じだ。
想像してほしい。おぎゆかを少し不細工にした感じを。
おまえそれただのブスじゃねえかという話だ。
俺の大甘な基準でもせいぜいC⁺といったところだろう。
自分がアポれるレベルは相も変わらずこの程度かと
薄汚く沈鬱として気持ちになったことはいうまでもない…。


気持ちを立て直して、予約しているお店にインする。
今年3アポ3ゴール決めている非常に相性の良いお店だ。
萩野ちゃんは生ビール、俺は粒入りブドウジュースを注文し乾杯。

いつものように、この間の街コンの感想から始まり、
穏やかなトークを展開していくところだが、
彼女はなんとも大人しい子だった。
ニコニコして俺の話に相づちをうって、時に笑ってくれて、
俺が質問するとそれにはちゃんと答えるが、
自分からは話を振ることは特にない。
自然と沈黙の時間も多かった。

しかし、それは退屈さがそうさせているのではなく、
また俺に興味がないわけでもないのだ。
単に、おしゃべりな子がいれば大人しい子もいる、それだけのこと。
いわば性格の一種。
大人しいからといって決して自己主張しないとか、
押しに弱いとかそういうわけではないし、
それによってこれまで損するということもなかったはずだ。
むしろ、女子グループのなかでは、
緩衝材的な役割を引き受けてくれるから、
多くは重宝されてきたのだろう。

すぐに自己主張し、他人の意見を受け入れず、
周りから煙たがられてきた俺とは180度違うのだ。


荻野ちゃんの過去の恋愛遍歴を聞くと
これまで彼氏とちゃんと呼べるようない人は
いなかったとのことだった。
随分と正直に言うものだなと思った。
それが恥ずかしい、といった感覚はないようだ。

もしかしたら荻野ちゃんは処女なのかも。
たしかに彼女はそれほど可愛くないが、
処女となれば話が違ってくる。

俺は処女性といったものに別段拘っているわけではない。
ただ、最初の男になることで、なんというか、
その子にとって、俺という存在を、
記憶の片隅にいつまでも留めてやりたいのだ。
誰かの記憶のなかに印しを残すことで、
孤独でまるで空虚だったこれまでの人生にも、
価値の灯をともすことになるのだ。
過去への復讐的作業。

しかし、処女の子などこの歳になるとそうそう巡り合えない。
その代わりに俺は、アナルを集中的に舐めることを代替作業としている。
女の子に聞いても、また周りの男に聞いても、
アナルまでしっかり舐めることはほとんどないようだ。
だから、これまで誰からも汚されていないアナルを俺は汚してやる。

「お尻の穴なんて舐められたことないから、まだ違和感残ってるよ」、
などといわれると、これで彼女の記憶には、
あの時、俺という人間にアナルをぺろぺろ舐められた、という
捉え所の無い感情が記憶されたのだと、俺は満足感を覚えるのだ。
もちろんほとんどは忌まわしい記憶となるのだろうが、
この際それは関係ない。
完全に無として忘れ去られるほうが悲しいのだ。

……。

アナルを舐めることで、その子の記憶の中に生き続ける…?


頭がクラクラしてきた。
実際上の俺はここまで危険ではないので安心してほしい。


話を荻野ちゃんとのアポイントに戻す。
トークは相も変わらず8:2くらいで俺がリードし、
彼女がそれにニコニコしながら相づちを打ってくれていた。
場の雰囲気は悪くなかった。
1軒目の支払いを済ませ、2軒目はカフェへ。
ここでも同様の展開だった。
2軒目を出てもまだ20時半。

「今日は23時頃に帰れればいいよね?」

「そうですね」

「池〇あまり行ったことないんだよね。
まだ時間あるしちょっと行ってみて、ゆっくり話そうよ」


「あっ、いいですよ…」

すぐにタクシーを止め、1700円かけ池〇へ。
自宅近くのコンビニ前で降りる。
「アイスとかお酒買っていこう」というと、

「えっ、でもこれどこで食べるんですか?」

「家だよ、すぐそばだから」

荻野ちゃんの目が点になっていた…笑。
しかし、お互いにこれ以上何も言わずに
アイスとお酒を買い、歩いて自宅に入る。
この時点ではノーグダだった。

部屋に入ると、
荻野ちゃんはまるで見知らぬ場所に突然放り出されたように、
いかにも居心地が悪そうに、部屋の中心に突っ立ち、
怯えたような目でキョロキョロと室内を物色していた。

俺は一呼吸置くために、
「ごみ捨てに行ってくるね、
(ソファを指差し)その辺に適当に腰かけてて」といって
ごみ集積所までごみを捨てに行ってくる。
そして、部屋に戻ってくると、彼女はまだ部屋の中央で、
手を体の前にカバンを持ったままで突っ立っていた。

荻野ちゃんは明らかにいまの状況に戸惑っており、怯えていた。
まずはリラックスさせなければ。
ひとまずソファに座らせ、俺はアイスを食べ彼女はビールを飲む。
本棚を見て彼女が気になる本を手に取ると、
その内容のあらましを俺が説明する。
そんなことをして30分が過ぎていた。

俺はいよいよ機が熟したかなと思い、
ソファにいき彼女の横に座る。
そして「手貸して」といって手を握る。

「こうされるとドキドキする?」


「そりゃもちろんしますよ」

荻野ちゃんは男の家に来るのも、
そして異性とこうして密着するのも初めてだという。

彼女の体は緊張で若干で強張っている様子だったが、
明らかな拒絶はない。
約1年ぶりとなる処女とのゴールが目前に迫り、
俺は完全に勃起状態だった。

繋いでいた手をほどき、肩に手を回す。

ここでグダ。

ちゃんと順番を踏みたい。
bukuroさんのことはいいなと思うし、
だから家にも来たけど、
やっぱり正式に付き合うことになってからしたい。

ここまでは想定内。

俺は、どこかからか拝借したグダ崩しフレーズを並べる。
エッチすることはゴールではない、
それと同時に、いまエッチするかどうかは重要ではない。
ただ、これまで長く付き合った女性とは
最初のデートで男女の関係になった。
それは結局お互いに惹かれあっていたから。
これは2.3回デートしたからといって変わるものではない。
そして俺はいま荻野ちゃんに惹かれているけど、
荻野ちゃんがそう思ってくれていないのは悲しい。

付き合ってからグダに対しては、
付き合う付き合わないの形式はそこまで拘っていない。
ただ、その相手にお互いが会いたいと思って、
来週も、またその次の週も会うってことが
付き合うことになるんだと思う。
現に荻野ちゃんのことをもっと知りたいから
来週もその次も会いたいと思ってる。
そして、長く付き合いたと思ったら自分からちゃんと告白する。

こうした内容のことを手を替え品を替え彼女に伝える。

 

そして、ようやくハグからDキス。
ここまで1時間を費やした。

ようやく彼女の心の扉を開いたと思い、
キスをしながら胸に手をのばすと、
ここでまたブロックされてしまう。


結局、付き合ってからグダは崩せなかった。


それでも、彼女の方から、
「今度は日中にデートっぽいデートしましょう」、
「来週のこの日は空いてますか?」と引きはまだ残っていた。

駅まで送っていくと、
改札で「また会うの約束ですよ」と指切りされた。

しかし、どうだろう、付き合ってからグダを提示され、
その日のうちに崩せなかった場合は、
結局付き合うしかないのだ。
次回なし崩し的にというのは難しい。これまでの経験上は。

彼女が求めているのは、日中にデートらしいデートをすること。
水族館にでも行くというのか…?
そして、2回くらいデートしてそこで告白でもするのか?

こういう時に既存女性がいると気楽に進められるのだが、
あいにくいまは不在だ。

それでもだ、絶対に処女とエッチしたい。
彼女のなかで俺が最初の男になりたい。
バージンを捧げるほどの価値のあった男としての印しを残したい。
たとえ時間が過ぎて、過去を振り返った時に、
その行為には全く価値がなかったとしても…。

これは俺の復讐的作業であると同時に
過去を取り戻す修復的作業でもあるのだ…。