今夜だけでも有頂天に

ハイスペ女子と恋愛したいアラサー零細自営業者の活動記録です。

街コンからの自宅連れ出し

3月某日

 

Happy Smile Party(以下ハピスマ)の立食パーティ。

 

ここのイベントに参加するのはかれこれ4,5回目。
ハピスマは今の俺にとって貴重な出会いエンジンの一つだ。
何といっても集客力がある。
街コンジャパンで検索すると上位に表示されると思うがそれだけ広告にお金をかけているのだろう。
レンタルスペースに簡素な(粗末な)食事と飲み物が提供されるだけで
あとは完全フリーの立食形式だ。
これは言ってみればガンシカされることのないナンパ会場みたいのなもので
がつがついける人には天国だろう。


会場は代官山のレンタルスペース。

出会ったのは24歳OL。
AKB48仁藤萌乃似のBないしはB⁻。
会場に入って初っ端に話したのが彼女。
終盤にももう一度話して十分に和む。

イベントが2時間あるとしたら、
1時間半を不特定多数に声をかけて
残り30分で連れ出しや後日アポりたい子に
もう一度話しかけるのが正しい戦略だろう。

 

この日も彼女に、代官山でオシャレなお店あるから
一緒に行こうよと二次会に連れ出し成功。
帰りのエレベーター。
何も成果のない男たちのなかで
女の子を連れ出している俺…。
何とも言えぬ優越感を感じる瞬間だ。

お店に到着。
東京タワーが見えるお店に彼女は感激していた。
街コンレベルの女性なら絶対喜んでくれるお店だ。

斜向かいでアラサー男女が4-4の合コンしていたのが
かなりうざかったが、正直羨ましかった。
何が羨ましいってそういう合コンに誘ってくれる
仲間がいることがだ…笑

 

適当に注文し和む。
今日のイベントの反省会、仕事の話、過去の恋愛話。
彼女は女子大出身で恋愛経験は少なそうだった。

楽しい会話で時間が過ぎていく。
23時…23時30分…。
彼女は時間を気にする素振りがない。
俺は二次会に連れ出したことで満足していて
後日またアポってそこで準即できればいいと考えていた。

というのも、街コンや立食パーティからの即というのは
これまで経験なかったし、
そもそも後日アポるのが前提だと考えていた。
しかし、かつてナンパしていた時は当然即狙いだったし
どうせ長期で付き合う気もないのなら
チャンスさえあれば街コンからの即も普通にアリだ。

 

俺もなるべく時間を意識させないようにする。
とはいえ根が乞食体質にできている俺は
カラオケやホテルに持ち込むよりは自宅に連れ出したい。
なんとか終電で代官山から池〇まで移動したい。

23時45分。
時間が気になりここでチェック。
彼女もここでようやく終電を確認する。
最寄り駅の最終に乗るには代官山駅まで
ダッシュしないと間に合わない。
すると彼女がここで…

「もうオールしますかー」

 

この日の勝負は決まったと心の中でガッツポーズ。
どうやら俺の絶大なるトーク力により
すで彼女の心を掴んでいたようだ(笑

終電で池〇に移動。
家に誘う前に一旦鳥貴族に寄る。
ここで過去の恋愛話を掘り下げる。
しかし、掘り下げても具体的な話があまり出てこない。
もしかしたらバージンかもしれないと思った。
彼女とはすでに3時間以上話している。
なんだか愛おしくと思い始めていた。

1時間ほどでチェック。
彼女はカラオケ行きますかーと言ってたが
家でDVD見ようよと言って連れ出し。

部屋に入ることに僅かばかりのグダがあったが、
疲れたでしょ、といってソファに座らせる。
俺も隣に座り本棚の本を眺めながら
好きな本について語り合う。

沈黙が続いた瞬間に腰に手を回してキスをしようとする。

 

「今日はやめておきましょ」

 

グダ

 

手を握りながら丁寧にトークを展開。
再びキス。

 

やはりグダ

「こういう感じで始めるのはよくないと思うんですよ」

 

彼女は付き合ってからキスとかHはしたいとはっきり言った。
じゃあ今日はあきらめて次回のアポで決めるか?
しかし、この状況では簡単に引き下がるわけにはいかない。

とりあえず始発まで休もうと言って
部屋着を渡して一緒の布団に入ることに。

 

ここでもう一度グダ(笑)。

 

せっかく家まで連れ出したのにここまでか。
布団に入るなり彼女はすぐに寝始めたが、
俺は今日1日を振り返りなかなか寝られなかった。
寝息を立てて熟睡している彼女の横顔を見て
余計に愛おしく感じた…。

 

朝6時。
どちらかともなく目を覚ます。
布団の中で手を握りながら語りかける。

「昨夜出会って今こうして一緒に寝ているなんて不思議だね」

「私も昨日の朝申し込んだのにこんな展開想像してなったよ」

互いに笑いあう。

そして…

 

キス

 

キス

 

キス

 

怒涛のキス。

朝6時。
心と体の距離が一気に縮まる。

胸を触りながらキス。
下半身に手を伸ばすとガードされる。

 

キス

キス

 

しかし下半身はグダ。


心と体の距離が一つになることはなかった。

 

不完全燃焼となった俺に対し、
彼女はマッサージしてあげると言って
うつ伏せになった俺の腰や手を献身的にマッサージしてくれた。

 

彼女の心の美しさに俺は感動した。
そして、決意する。
当面は彼女とのアポを最優先にしよう、と。
もちろん出会いの場には継続的には出向くけど
彼女との良好な関係継続に注力しよう、と。

と言うのも既存となった女性との関係維持に
もう少し試行錯誤してみたいからだ。
1月に関係を持った女性たちとはほぼほぼ疎遠になった。
単純に付き合おうといえば良かったのかもしれないし、
去る者追わずの精神が必要なのかもしれない。
関係を持つに至るまでには互いに楽しい時間を過ごせたから
そうなった訳でもあって、だからこそまた再開したいと思う。
とは言えセクなしでは会いたいかと言われると…。
うーん、都合が良すぎるだろうか(笑)。

 

 

朝8時。彼女を駅まで送っていく。

次回のアポももちろん取りつけた。
ゴールはできなかったが、
俺は久しぶりに有頂天だった。
駅からの帰り道、ひとりニタニタしてしまった。