今夜だけでも有頂天に

ハイスペ女子と恋愛したいアラサー零細自営業者の活動記録です。

27歳TBS伊東楓アナ似の派遣社員とのアポ

出会いは11月某日の立食パーティー形式の街コン。
この日は調子がよく3人とアポることができた。
普段は、たとえば8人と連絡先を交換できると、
ラインのやり取りできるのがその半分の4人、
アポまでいけるのが1人、よくて2人というところだろう。
しかし、どうにも調子がいい日というのがあり、
これまでも一つの街コンから4人とアポったこともあった。
逆に連絡先を交換しても一つもアポれない、
成果ゼロの回もいまだにある。
結局は新規ゴールできるまで打席に立ち続けるしかないのだ。

さて、彼女は大学病院で医療事務の仕事をしている27歳。
TBSの伊東楓アナウンサー似(各自画像検索してほしい)で
キリッとした顔立ちの女の子だった。

初回アポは街コンから2週間後。
場所は家の近所の居酒屋。
18時に待ち合わせをしていたが、その18時ちょうどに
「駅のトイレに並んでいるのでちょっと遅れます」と連絡が来た。
仮にそれが本当であれば、
これからご飯を食べるお店のトイレに行けばいいのであって、
なんか気が利かない女の子だなと思った。
そんなことがあって10分遅れて合流。
2週間空いたから若干顔を忘れていたが、
化粧のおかげか、なかなか可愛かった。

お店に入りドリンクを注文したところで、
ラインのやり取りで誕生日が近いというから、
某ブランドのコットン(1000円)をプレゼントした。
伊東ちゃんはかなり喜んでいた。
俺がアポる相手はこの程度のプレゼントで喜んでくれる。
はたして丸の内で働くようなバリキャリOLには
何をプレゼントすればいいのであろうか。
いや、街コンを主戦場としている俺には無縁の話である。

伊東ちゃんは自分からよく話してくれるタイプであり、
会話は大いに盛り上がった。
彼女はFラン大学を卒業した後に
某飲食店チェーンに新卒入社し、
そこで疲弊し今は派遣社員として
医療事務の仕事をしていることのことだった。
まともな社会人経験もない俺にとっては
彼女の経歴はとてもなぞれるものではないが、
なんだか逞しいなと思った。

一軒目を出たところで自宅に誘う。
誕生日ケーキを買って家で食べよう、という
ちょうどいい口実があった。
ケーキを購入し、ノーグダで自宅連れ出し。

狭い部屋で肩を寄せ合ってケーキを食べる。
お腹いっぱいになったね、といって二人でソファに移る。

伊東ちゃん口数が多くなる。
ここから長いグダ。
結局は、ブクロさんのことをまだよく分からないし、
付き合っていないのにそういうことはできない、
ということに集約される。
俺もこれまでの経験をもとに
グダ崩しフレーズを並べ立てる。

キスはできた。
しかしその先はグダ。
この日はキスまででゲームセットとなった。

一応としてその場で次回のアポ日を決める。
しかし、こうなってしまうと、
あとは次回以降付き合うカードを使ってゲットするか、
アポをキャンセルされて二度と会うことはないか、
このふたつに一つになる。
俺は経験上後者のパターンが多い。
やはり女の子が冷静になり、やっぱりないな、と思うのだろう。

伊東ちゃんとは2週間後に再び会う約束をしたが、
どうしたわけか食いつきがあったようで
その後も毎日ラインのやり取りをしていた。
電話で話したいというから2回も話した。

そして再びのアポの数日前、
伊東ちゃんからこんなラインが届く。

「〇〇日の夜、飲み会の後会えますか??」

「大丈夫だけど電車なくなっちゃうんじゃない?」

「そうですね。そこまで考えてなかった」

「泊っていってもいいよ」

「じゃあお言葉に甘えちゃおうかな」

図らずもお泊り確定、そして新規ゴールが決定的となった。
この展開はこの2年間で初めてだった。
何がそこまで食いつきを上げたのかは分からない。
電話で話したのが良かったのか。

お泊りを約束した日の23時頃、
ほろ酔いの伊東ちゃんを最寄り駅まで迎えに行った。
彼女はいつもにまして饒舌だった。
先日、京都に旅行に行ったという彼女は
お土産に抹茶味のキットカットを買って来てくれた。
ドンキでも売っているこの商品を選ぶあたりが
Fランたる所以だなと思った。

そして、難なく新規ゴール。
2018年7ゴール目。

翌朝も起床後に一発した後に
一緒にご飯を食べてカラオケに行った。
伊東ちゃんも女性アイドルが好きなようで
振り付きで歌い踊る姿を見て一時の幸せを感じた。

その翌週、普通にご飯を食べてるときに、
「私たち付き合ってるの?」と伊東ちゃん。
「もちろんそのつもりだよ」

付き合うカードを使ったところで
どうせいつか離れていくのだ。
あとはなるようになれと思った。
もっとも、またカラオケでアイドルの歌をうたってほしいから、
しばらく付き合うのも悪くないなと、一人ほくそ笑んでいた。